• サステナブル(持続可能)な歯科治療

 最近、口の中の健康を大変きにして歯磨きを一生懸命行う人が増えています。一方、歯をこんなに一生懸命磨いても一向にむし歯が減らない、歯周病が良くならないという話も聞きます。
 これは、簡単に言うとむし歯菌、歯周病菌の巣窟であるバイオフィルムが取れていないため常にむし歯菌や歯周病菌に歯や歯茎が侵されているからです。完全にとるためには、自分で行うセルフケアだけでは不完全でやはり専門家である歯科医師、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアが必要です。ここまでは、多くの人々は知っていると思います。
 実際に自分の口の中にむし歯菌がどれだけいるのかあるいは歯周病菌がどれだけいるのかまたく分かりません。そうなると検査が必要になります。たとえば、糖尿病や高血圧などでは、血糖値や血圧や血液検査を行います。その結果をもとに経過観察、食事療法、運動療法など取り入れたり、投薬による治療を行います。むし歯や歯周病では、そのような対応を行う機会がなかったです。

という事で、お口の中の検査が多く実行されて、細菌検査を行う機会が多くなっています。口腔内細菌は、常在菌です。人にとって共存共栄している細菌です。

歯みがきなどでは、0にできませんし、する必要がありません。では、どうするかです。

お口の細菌が、むし歯にしたり、歯周病にしたりしない環境を作る必要があります。

まず、丁寧に行う歯磨き、砂糖やおいしい炭水化物を摂らない。ビタミン、ミネラルを摂ります。ストレスを増やさない。運動をする。たくさんの薬を摂らないことです。

さらに、歯並びが不ぞろいであるならば、歯列矯正を行う必要があります。

また、かみ合わせが悪い場合は、お口の中が均等に噛めるように治療する必要があります。