心と体の働きが弱くなってきた状態をフレイルと呼びます。
さらにフレイルは、高齢者の生活の質を落とすだけでなく、
さまざまな疾患などの合併症も引き起こす危険を高めることが知られています。
オーラルフレイルは「オーラル」と「フレイル」から成る造語で、日本で考案された概念です。
直訳すると「口腔の虚弱」となります。
フレイルの始まりは、オーラルフレイルなのです。つまり、プレフレイル状態です。
しかし、
フレイルは、早期に気付き対策を行えば元の健常な状態に戻る段階であることが重要なポイントです。
出典:リーフレット「オーラルフレイル」
(公社)日本歯科医師会
オーラルフレイルは、口に関するささいな衰えを放置したり、
適切な対応を行わないままにしたりすることで、口の機能低下、食べる機能の障害、
さらには心身の機能低下まで繫がる負の連鎖が生じてしまうことに対して警鐘を鳴らした概念です。
オーラルフレイルは、早期に気付き対策を行うことによって口の機能低下を緩やかにし、
失われつつある口腔機能を回復させる可能性があります。
逆に、放置してしまうと老化以上に口腔機能の低下が進行してQOL(生活の質)を低下させてしまいます。
出典:リーフレット「オーラルフレイル」
(公社)日本歯科医師会