• サステナブル(持続可能)な歯科治療

世界中で、口は病の入り口と言われています。
日本と違って、がんが減少傾向にあるアメリカでは、
今から30年以上前に、フロス オア ダイ(FLOSS OR DIE)つまり、
デンタルフロスをするか?死を選ぶか?というキャンペーンをアメリカ政府が主導して
薦めていました。
その結果、お口の健康が一番だとして、矯正歯科や予防歯科や日本では軽視されている
病巣疾患の元にもなりうる根管治療の技術が進歩して
、人々の中で浸透してきました。

一方、日本は、矯正歯科も予防歯科も根管治療も一部の人を除いて、
悪くなったり、痛くなったりしたら嫌々行く所というのが、歯科医院だとイメージづけられて、
歯科と全身の心身の問題が、切り離されてがんやほかの病気の数で、アメリカからは
大きく離されてしまいました。

国全体でみた医療費を治療医療に重きを置いた日本と
予防医療に軸足を移したアメリカとで、がんのような病気になる率が
大きく変わってきてしまいました。

病気になったら安く(諸外国に較べて)治療すればいいと考えるか?
保険外(自費)でも予防医療にお金や労力を費やすかは、それぞれの考え方だと
思います。